バスピククリエイターズFILE vol.3:セットボックスができるまで

バスピククリエイターズFILE vol.3:セットボックスができるまで

みなさん、こんにちは!BATH PICNIC編集部です。
 
今回のバスピククリエイターズファイルは
こだわりの職人技術、
パッケージ制作会社の岩㟢紙器(いわさきしき)さんと
BATH PICNICセットボックスのお話です。
 
現在販売しているこちらのセットボックスですが、
実はとてもこだわりを持って作り上げました。

 
 
一般的な一体式の箱はトムソン箱(組み立て式)で作られていることが多く、
印刷をした後に、木型で打ち抜き、組み立てるという工程で作られます。
 
ですが、今回BATH PICNICでお願いしたのは
"一体式の貼箱"という、少し特殊な形状でした。
 
どう特殊だったのでしょうか。
こちらについて、長崎県にある岩㟢紙器、道枝さんにお話を聞きました。

岩嵜紙器の道枝さん
 
(以後道枝さんのお話し)
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「一枚の芯材で作るモノをあえて分ける」

一体式貼箱の基本的な作り方としては、
芯材(材料)を分けずに1つのパーツから作られることが多いのですが、
今回のものは実はパーツ化されていて、
①フタ、②背、③身の3つに分かれています。

なぜかというと、
①スムーズに開く



②しっかり閉まる(閉じた時に蓋が浮かない)


 
という一見、箱としては当たり前に見えて難しい、
逆の2つのことが両方できるようにするために、
ブック式貼箱などに用いられる「表紙貼り」という製法も取り入れました。

ここの作業は1つ1つ職人が手貼りをしており、
機械にはできない大変細かい工程になります。

ボックスの制作風景

これは一見簡単そうに見えるかもしれませんが、
なかなかできる技術ではないんです。
 
こういった細かい技術はもちろん、
手で触った時の質感にもこだわった表面加工を行い、
BATH PICNICさんの箱を仕上げることができました。

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岩嵜紙器さんの高い技術によって制作されたセットボックス。

お客さまからは
「他の紙箱よりすごくしっかりしているので捨てずにハンカチ入れに使っています」
「子どもが宝箱入れに使って離さない!」
などうれしいお声もいただいております。
 
BATH PICNICは箱を作るにあたり、
"捨てられてしまうもの"ではなく、
"捨てずに使っていただくもの"にすることで
無駄を無くすことを目指したのでうれしい限りです。
 
日頃は知れない箱の世界、ぜひ岩嵜紙器さんのサイトもご覧ください。
オフィスもとってもおしゃれでした!
 
岩嵜紙器さんのオフィス
 
道枝さん、お話しを伺わせて頂きありがとうございました!
 
BATH PICNIC編集部

◇ご協力いただいたBATH PICNICクリエイターズ
 
岩嵜紙器さんの工場

印刷物制作:岩嵜紙器株式会社
http://total-package.jp

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